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狂言観賞(1/5) [狂言]

狂言のコメント書くの久しぶり~~~(^^;
しかも1/5分て・・・どうなの?って感じですが、まぁ観賞の記録ということで。。。この公演が私の今年の初めの観賞でもあります。

場所は国立能楽堂、「新春狂言 舞初メ、謡初メ、笑初メ。」でした。茂山家本家で一月四日に行われる「舞初式」の再現されている公演だそうです。

国立能楽堂の中もお正月ということで、お飾りが飾ってありました。お正月っぽいぽいなぁと感心。写真も撮れたのでご紹介。鏡餅に伊勢海老だぁ~、豪華~~~。これは、舞台にも飾ってありました。

 

一、舞初式

まず、千五郎さん、七五三さん、千三郎さんがそれぞれ謡い舞い、その後は正邦さん、宗彦くん、茂くんが三人で舞い、最後は逸平くんと童司くんが舞いました。・・・が、最後のお2人はどうにもこうにもテンポが合わず、見ている私もちょっとハラハラドキドキ。。。(^^;
たぶん童司くんが合わなかったのかなぁ?にしても最後までそんなんでドキドキして見てたのは私だけではないはず~・・と思ったら、その後のトークで千三郎さんも話してました。だよね~。

 

二、新春トーク

千三郎さんと宗彦くんによる新春トーク。最初の舞いで逸平くんと童司くんのテンポが合わなくて、どうなることやら~という話から始まり、新年を迎えた後のお話や新作狂言についてのことなどをいろいろ話していました。千三郎さんはラジオのパーソナリティをされているだけあって、お話はわかりやすく滑らか。宗彦くんはかしこまってなくて普通に面白い。年末?だか、家のシャワーが壊れてひどい目にあったとか話してましたね。なんかやっぱりお話が上手いのはこの2人なのかなぁと何となく納得。

 

三、狂言 「福の神」

おめでたい狂言ですね。これを見るのは2度目かな。今回は福の神が千五郎さん、参詣人が茂くんと童司くんでした。酒を要求する神様ってどうよって感じなのが、実は・・・というお話です。

 

四、狂言 「柑子」

主人から預かっていた三つ一緒になっている柑子(みかんの一種)を、もらったと勘違いして食べちゃった太郎冠者があれこれいいわけするお話。主が七五三さん、太郎冠者が正邦さんでした。これはもうただただ笑っちゃうお話で、見てて楽しかったです。

 

五、新作狂言 「流れ星X」

千三郎さんが書いた新作狂言。もとは昨年の「愛・地球博」向けに作られたお話だそうです。内容も地球温暖化に関してのお話で、伝統狂言とはだいぶ違ったものですが、最初から最後まで笑わせていただきました。地球人が宗彦くん、ボイボイ星人が千三郎さんと逸平くんでした。これは若手にしか演じられない狂言ですね。中でも宗彦くんと逸平くんのゲーム対決の場面とか、この2人だからよりマッチしているようで、妙におかしかったです。
そして笛が一噌幸弘さん。この方は能楽師笛方だそうですが、コンサートとかもやってらっしゃる方なんですね。(チラシを見て初めて知る始末)でもそれだけあって、笛でスターウォーズの曲を吹いたり、ラーメン屋さんの笛を吹いたりして、笛だけでもなんかちょっとすごかったです。

茂山家は積極的に新作狂言を演じているので、いろいろ新鮮です。でもものすごーくハードスケジュールだと思うのですが、よく新作狂言まで手が回るなぁと感心してしまいます。
まぁ何はともあれ、ホントに今年の笑い初めってことで、とても楽しく観賞できました。

 


前回の狂言の記事の後も、実は秋に2回ほど狂言には行ってます。でもな~んか、なかなか記事を書けないうちにズルズルと時は過ぎ。。。そのまんまにしてしまいました。
一応、自分の観賞記録のつもりだったので、その一部分だけここで記録を。。。(今ごろ・・・)

◆2005年10月25日  「千作を見る会」
場所は国立能楽堂で、演目は「伊文字」、「縄綯」、「財寶」。千作さんを見るために、同僚と3人で行きました。千作さんが演じられたのは「財寶」で、祖父の役。そして孫3人をホントの孫3人で演じたというとても粋な感じでした。孫は正邦さん、宗彦くん、逸平くんでした。こんなふうな配役で演じられるのも茂山家ならではでしょうか。見ててもうれしくなっちゃいますね。
「伊文字」の後見を宗彦くんがやりましたが、後見が下がる時に扉を音を立てて閉めてしまって、同僚2人の評判はよくなかったです~(^^; あららら~~~

◆2005年11月9日  「新作狂言 居眠り大黒」
場所は国立能楽堂で、演目は「萩大名」、「居眠り大黒」、「二人袴」。「居眠り大黒」は、天台宗の開宗1200年記念で瀬戸内寂聴さんが書かれた新作狂言です。まずこの日は、ワタクシ大失態を演じてしまい、てっきり19時開演だと思っていたら18時30分開演だったのでした。40分頃着いて、な~んで誰もいないんだろう?と思ってたら、扉の向こうから何やら演じてる声が・・・。いやーん、うそーって感じで、楽しみにしてた「萩大名」が途中から見るはめに。。。このショックは未だに忘れられません(; ;)
「居眠り大黒」は新作とはいえ、とてもよくまとまっている狂言だったと思います。足の具合が悪い千作さんのために座っていられるようにと大黒様になっていただいたとのことでした。ただ、台詞の中に「ヨン様と呼んで・・・」みたいなのがあったのですが、あれだけ余計かなぁという感じ。
私の斜め前くらいに瀬戸内寂聴さんが座って見ていらっしゃいましたが、とても小柄なのですがとてもお元気で、80歳を超えているとは思えないパワーを感じました。
最後の「二人袴」は初めて見たのですが、超おかしかったです。これは是非もう一度見たいですね~。先日、宗彦くんと逸平くんで演じてるのがあったのですが、あいにくこの日はお芝居に行っていて、見られなかったんですよね~。すっごくザンネン。

・・・という今さらながらの記録でございました。


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コメント 5

み〜ちゃん

狂言は見にいったことがありません。
でも茂山家の名前だけは知っております。
狂言で知っているのは,有名な「ぶす」だけでしょうか?
…違う名前だったかしら???
生の舞台を見るのはとても刺激になりますよね!
by み〜ちゃん (2006-01-23 01:08) 

Silvermac

ViolaMacです。
素敵な趣味ですね。
茂山家の子供さんがNHkの連ドラに出演したような記憶があるのですが・・・
by Silvermac (2006-01-23 14:22) 

こももにゃん

み~ちゃん☆
茂山家を知ってるだけでもすばらしいっ!かくいうワタクシも本格的に知ったのは昨年春ですから~(^^;
しかももとはと言えば、ミーハー心からだし~~~。今は結構真面目に楽しんで見てますけどね、ハイ。
ぶす(附子)は有名ですね。でもなかなか観賞のチャンスに恵まれないんです。やっぱり生で見ると、いろいろ楽しくてまた見たくなってしまいます。

ViolaMacさん
あたりです。宗彦くんと逸平くんはそれぞれNHKの朝ドラに出演してました。私はあいにく見ていないのですが、映画やミュージカルにも出演していて、幅広く活躍しています。それでも狂言もちゃんとやっているというのが、すごいですね。見に行く前は敷居が高いのかと思ってましたが、全然そんなことはなく、毎回楽しませていただいてます(^^)
by こももにゃん (2006-01-24 00:32) 

MARI

狂言は、中学生の時に一度見ましたよ。
和尚さんが小増さんに、水飴を毒だという話でした。
とっても面白かったのを思い出しました。
ずーっと以前からのお話だけではなくて、新作もあるとは初めて知りました。
落語もそうですが、日本の笑いの文化は奥が深いですよね。
by MARI (2006-01-26 01:38) 

こももにゃん

MARIさん
あ、たぶんそれは「附子」のことだと思います。主が留守にするのに太郎冠者と次郎冠者に、砂糖のことをこれは毒だから食べないようにと言って出かけるのですが、おっかなびっくり全部食べちゃって言い訳する。。。っていう話です。
私も中学の時に見た記憶があるのですが、
学校狂言を積極的に行っているのがそもそも茂山家なので、
もしかしたら。。。昔見たのも茂山家なのかも?って感じです。
MARIさんの見たのも実はそうだったりして~(^^)
新作結構あるんですよ。昨年は京極夏彦さんが書かれた狂言を見ましたし。
伝統芸能ですが、かしこまってなくて楽しいです☆
by こももにゃん (2006-01-27 00:43) 

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